恋はデジャ・ヴ/GROUNDHOG DAY(1993)を観て、今を生きるということ【人生論】
今週のお題「おうち時間2021」
こんばんは。GWは皆さんどんな時間を過ごされているのでしょうか。
実家のある宮城県に帰省したかったけど、こんな状況なので今回はひっそり東京で過ごしております。五輪明けまでは、こんな状況が続くのでしょうね。
おうち時間といえば、「映画鑑賞」
自分でピックアップして、GoogleKeepにメモしますが、友人や外国人の友人からオススメも聞くことも多いです。
先日、オンライン英会話レッスンのアメリカ人(現在はスコットランド在中)の先生と映画の話になったので、リピートしてでも観てる映画はあるかお互い紹介。
5か国語も操り、いくつかの大学院も出て、学ぶことを生きがいにしている優秀な彼女なので、どんな映画が好きなのか興味があったのです。
そんな彼女がおすすめしてくれたのは
「邦題 恋はデジャ・ヴ/原題 GROUNDHOG DAY(1993年・米)」
Amazonプライムで299円追加課金すれば観れた。
雑談だったので、彼女がなぜおすすめしてくれたかまでは聞けず。
ただ毎年クリスマスシーズンに観るそう。(アメリカでは12月のクリスマスシーズンはクリスマスにまつわる映画を観る習慣があるとか)
ただ、日本語のタイトルは「恋はデジャ・ヴだよ~」って話したら、「え~?」笑っていた。
映画を観たから余計思うけど、全然中身と合っていない(涙)
※ここからネタばれあり。
タイトルやパッケージ写真だけみると、一見普通の恋愛映画かと思った。
ただ、Amazonプライムの評価をみると(5つ星のうち、4.6)である。
しかもレヴュー数も3,000を超えている。
ほーーーーーーー??なぜに?!と正直そのときは思っていた。
原題の GROUNDHOG DAY(グランドホッグデー)とは
アメリカ合衆国及びカナダにおいて2月2日に催される、ジリスの一種グラウンドホッグ(ウッドチャック)を使った春の訪れを予想する天気占いの行事。
この日、冬眠から目覚めたグラウンドホッグが自分の影を見れば冬はまだ長引くと占われる。
自分の影をみて「あ、春はまだ先だね!」ということで、また冬眠に入るらしい。。
(可愛い)
結論から言うと
「今」を大事に生きるということを考えさせられる素晴らしい映画
邦題と古臭い(ごめんなさい!)パッケージのせいで、この映画の本質が全く伝わらず、先生に教えてもらわなかったら一生観ることなかったかもしれない。
高慢で、自信過剰な主人公フィル(ビルマーレー主演)は、どういう訳か突然同じ毎日が繰り返されるという状況に陥る。
自分だけわかっていて、周りは変わらない。
こんな繰り返される日々に自暴自棄になったり、笑っちゃうようなこともやらかすフィルなのだけど、段々と自分の生き方に疑問を持つようになる。
そう、この物語は、中年男フィルの「成長物語」だと思う。
人々を介して、彼が少しずつ変わっていく様子に、日々何となく過ごしていた私たちに「今この瞬間を大事にいきていますか?」と強く訴えかけてくるのだ。
最後にフィルがリタへ放つ言葉
「僕と一緒に今日を楽しもう」
ここにこの映画のメッセージすべてが凝縮されている。
私は今日という日をあるがまま愛せているかな。
自分のあるがままを受け入れ、今日、今この一瞬を肯定し生きるということ。
どんな苦労や嫌なこともあろうとも、自分の工夫次第で、幸せとも受け取れるのではないだろうか。
私にはまだまだ学ぶことがありそうだ。
楽しみで仕方ない。